こんにちは。食と農業担当の関根です。

新米のおいしい季節ですね。

一方、農林水産省によると、水田で使われるネオニコチノイド系農薬などがミツバチの大量死の原因になっている可能性が高いという調査結果もでています*1。

でも、農薬散布をしなくても大丈夫な、ミツバチにもやさしく農家さんも消費者も納得できる方法があるんです!一緒にお米のネオニコフリーを実現しましょう。

 

なぜ水田がミツバチ大量死の原因に?

ミツバチはイネの穂の出るころ、イネの花粉をあつめに水田にやってきます。これは野生のミツバチも同じ。

同じ頃、水田では、カメムシを退治するために無人ヘリやドローンなどで大規模にネオニコチノイド系殺虫剤を散布するため、この時期のミツバチが死ぬ被害が大きくなっています

 

カメムシを退治する理由は、カメムシがお米の若い穂の汁を吸うとお米に黒い点がついてしまうから(斑点米:はんてんまい)。この斑点米が1000粒に2粒入るだけで一俵あたり(60kg)のお米の買取価格が600円〜1000円くらい下がってしまうため*2,*3、農薬でカメムシ退治をせざるを得ない、というのが農家さんの立場。この規定さえなければ農家はわざわざ追加経費をかけて農薬散布をしたりしなくてすむ、といいます。

 

農薬を使う必要がない理由

そんな斑点米の規定に疑問をもつ農家や自治体*4が増えています。なぜなら、斑点米は食べても害はなく味も匂いも変わらないし、機械で取り除くことができるから。

 

理由その1 問題の斑点米は機械で取り除けます

農薬を使っても、斑点米がゼロになるとは限りません。でも普段スーパーなどでお米を買ったとき、黒いお米が入っていることってないですよね。

それは、斑点米は精米のときに機械で取り除かれるから。

[お米が消費者にとどくまで]

 

理由その2 消費者ニーズからずれています

この斑点米の混入率を決めているのが玄米の「検査規格」。でもそれは、消費者のニーズとかけ離れた規定も含んでいます。たとえば

 砂利などの混入よりも無害な斑点米の混入の方が厳しい

 輸入米の斑点米の規定は国産米の10倍ゆるい

など。

消費者の85%は、斑点米を防ぐためにお米に農薬をまかないでほしいと考えているのに..*6。 

 

理由その3 農家の負担にもなっています

「米作りをしていてネオニコ系農薬の空散の有無で、違いもありません。だから使わなくてよいものは使わない。わざわざ悪いものをまく必要はないと思います。」(石川県河北潟の米・果樹農家 石橋さん)

「水田でのミツバチ被害を防ぐのはそれほど難しくありません。米農家は必要のない経費を掛けてまでカメムシ防除をしたいとは思っていませんから」(秋田県大潟村の米農家 今野さん)

 

ミツバチも環境も農家も喜ぶ、安心なご飯のためにあなたの賛同が必要です。

ミツバチの大量死を防ぎ、環境を汚染せず、農家さんの負担も少なくて済むお米は、消費者にとっても安全なお米です。意味もなくネオニコ系農薬を使わせる、だれのニーズにも合わない制度はやめてほしい、と思いませんか?ぜひ下のバナーをクリックして賛同してください。声を大きくして、どれだけの人が環境や農家さんに負担がないお米を求めているか見える化し、お米のネオニコフリーを実現しましょう! 

賛同する >

*1農林水産省 蜜蜂被害事例調査(平成25年度~27年度)の結果及び今後の取組について

*2農林水産省玄米の検査規格

*3米の検査規格の見直しを求める会冊子『知っていますか?斑点米と農薬とミツバチ大量死』

*4『農産物検査(お米)に関するアンケート調査』(H27年農林水産省)市民グループ調べ

*5 グリーンピースレポート「有機農産物と農薬に関する消費者意識調査」P8(2016年3月)

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